会津で味わう!地元民が愛するB級グルメの旅
歴史と文化が息づく城下町・会津若松。
鶴ヶ城を中心に、昔ながらの町並みが今も残るこの街では、地元民に長年愛され続ける“B級グルメ”が数多くあります。
SNS映えよりも、本当においしい地元の味を体験したい人にこそおすすめしたい──。
今回は、会津の食文化を象徴する4つの名物グルメと人気店や穴場などをご紹介します。
ソースカツ丼:甘じょっぱいソースが決め手

ソースカツ丼の魅力
会津の定番B級グルメといえば、まずは「ソースカツ丼」。
卵でとじず、揚げたてのトンカツを甘じょっぱい特製ソースにくぐらせ、キャベツを添えるのが王道。
ソースの香ばしさと肉の旨味がご飯に染み込み、誰もが笑顔になる味です。
地元でも人気が高く、観光客にとっても外せない一品。
一口頬張れば、サクッとした衣の食感とジューシーな豚肉の旨味が口いっぱいに広がり、
会津ならではの素朴でどこか懐かしい味わいに心まで満たされます。
主な提供店
- 白孔雀食堂(テレビでも紹介された名店。甘いソースが特徴)
- 十文字屋(分厚い2枚のカツで食べごたえ抜群)
- めでたいや(観光客にも人気。大きなカツが名物)
- なかじま(唯一の卵とじ「元祖煮込みソースカツ丼」)
- お食事処むらい(ボリューム満点の2枚カツで地元民にも評判)
- とん亭(テレビでも紹介される大人気の「会津こだわり丼」)
- とんかつ番番(分厚く柔らかいカツは大きさが自由に選べる)
卯乃屋:東山温泉で味わう、贅沢な会津の味
東山温泉の人気店卯乃屋では、自慢の自家製ソースを使ったソースカツ丼が評判。
おすすめは「半ラーメン・ソースカツ丼セット」。
会津ラーメンと地元名物・さくらの刺身を一度に楽しめる特別メニューです。
観光客にも地元の常連にも愛されるこの味は、まさに“会津のごちそう”。
湯けむり漂う温泉街で、旅情を感じながら味わうカツ丼は格別です。
住所:福島県会津若松市東山町湯本寺屋敷40
アクセス:会津若松駅より車で14分。駅を南へ、交番左折、次左折、次右折、900m先左折し県道325号へ、3.1km先左手坂の上右手になります。
営業時間:月~日、祝日、祝前日: 11:00~14:00、17:00~20:30
カレー焼きそば:カレー×焼きそばの奇跡の出会い
会津カレー焼きそばとは
「カレー焼きそば」は、焼きそばの上にカレーをかけた会津のB級グルメ。
モチモチの中太麺と家庭的でとろみのあるカレーの相性は抜群。
素朴でありながらクセになる味わいで、学生やサラリーマンにも人気の一品です。
スパイスの香りとソースの甘みが絶妙に混ざり合い、
どこか懐かしい“昭和の食堂”の雰囲気を思い出させてくれます。
お腹も心も満たされるそのボリューム感は、まさに会津の人情を感じさせる味です。
主な提供店
- 一風亭(ラーメン屋ながらカレー焼きそばも人気)
- くるくる軒(塩味焼きそばに家庭的なカレーをたっぷりかけた優しい味)
- 吉田食堂(とてもお手頃で何を食べても間違いなしの老舗の味。目玉焼きトッピングも可能)
- めでたいや(野菜たっぷりのカレー焼きそば)
寿楽:ホテルで復活した伝説の味
かつて地元で絶大な人気を誇った名店寿楽。
惜しまれつつ閉店しましたが、現在はホテル「会津七日町INN」のカフェスペースで週末ランチタイムに限定復活。
辛すぎず、まろやかなカレーと平打ち麺のバランスが絶妙で、週末を狙って訪れるファンも多いです。
地元の人と観光客が一緒に楽しむ光景は、まさに“会津の食卓”そのもの。
懐かしさと温かさが同居する、復活の味をぜひ一度味わってみてください。
住所:福島県会津若松市七日町3-37
アクセス:JR・会津鉄道七日町駅から徒歩3分、会津若松駅から徒歩20分、鶴ヶ城から徒歩25分のところにあります。
土・日曜 11:30~16:00(LO.15:30) ※2025年10月時点
会津ラーメン:豚骨の旨味が広がる、あったかローカル麺
会津ラーメンの特徴
喜多方ラーメンと並んで知られる「会津ラーメン」は、地元民に長く愛されるB級グルメ。
特徴は、コシのある平打ちの縮れ太麺と、まろやかな豚骨ベースのスープ。
豚骨の旨味をベースに、醤油や味噌でそれぞれの店が個性を出しており、
濃厚でありながらもすっきりとした後味が楽しめます。
ひと口すすれば、豚骨の香ばしいコクと醤油の香りがふわりと広がり、
もちもちとした麺の弾力が食欲をそそります。
どこか懐かしさを感じる素朴な味わいは、地元の人々の“日常の味”。
仕事帰りや冬の寒い日、ふらっと立ち寄って身体を温める人も多く、
まさに“暮らしの中にある一杯”として親しまれています。
主な提供店
- 古川農園(手打ち麺ととろけるチャーシュー入り「肉そば」が人気)
- めでたいや(もちもち麺と煮干し出汁が自慢の元祖会津中華そば)
- 牛乳屋食堂(ソフトクリームも食べられる!ソースカツ丼とラーメンのセットが人気)
- 麺や大一(国産豚骨、焼きアゴがベースの透き通った優しいスープが評判)
- 一風亭(豚骨と鶏ガラベース。厳選された素材が使われた飲み干せるスープ)
- 金ちゃんラーメン(駅前フジグランドホテル一階にある隠れた名店)
- 南京飯店(地元に根強い人気で餃子も大人気)
らーめんまったり:背脂×とろけるチャーシュー
地元で根強い人気を誇るらーめんまったり。
背脂入りの「まったりラーメン」は濃厚ながらくどさがなく、すっきりとした後味が特徴。
とろとろのチャーシューとコクのあるスープが絶妙に絡み合い、思わずスープを飲み干したくなる味わい。
「味濃いめ」「背脂多め」など有料カスタマイズも可能で、リピーターが多いのも納得です。
住所:福島県会津若松市日新町13-50
アクセス:七日町駅から徒歩11分
営業時間:11:00 - 15:00(LO.14:30)、17:00 - 20:00(LO.19:30) ※但し、スープがなくなり次第終了
店休日:水曜日(祝日は除く)
会津山塩ラーメン:天然塩が引き立つ極上の一杯
山塩ラーメンの特徴
希少な「会津山塩」を使った塩ラーメン。
この「会津山塩」は福島県の磐梯山ふもとにある温泉水を薪でじっくり煮詰めて作られます。太古の海水が閉じ込められた温泉水が原料で、海水塩とは異なり、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを豊富に含むのが特徴。
そのため、まろやかで奥行きのある旨味と、ほんのりとした甘みを感じるやさしい味わいに仕上がります。
透き通った黄金色のスープは、塩の角が立たず、最後の一口までまろやか。
中細〜中太のストレート麺によく絡み、あっさりとしながらも滋味深い味わいが広がります。
食べ進めるごとに身体の芯まで温まり、旅の疲れを癒す“癒やしの一杯”として多くの人に親しまれています。
主な提供店
- 麺や大一(豚骨ベースに山塩を合わせたコク深いスープ。優しい塩味がクセになる人気店)
- 早稲澤屋 しお〇(山塩発祥の地・北塩原村にある実力店。ミネラル豊富なスープが自慢)
- 麺処 零番(裏磐梯物産館内で味わえる、磐梯山の恵みを生かした山塩ラーメンが評判)
会津山塩食堂:飲み干せるほどやさしい味
会津山塩を贅沢に使ったスープが自慢の会津山塩食堂。
人気メニューの「山塩ラーメン+ミニソースカツ丼セット」は、会津の味を一度に楽しめる贅沢な組み合わせ。
飲み干せるほど優しいスープが評判で、観光客にも地元民にも愛されています。
住所:福島県会津若松市駅前町1-1
アクセス:JR会津若松駅構内 1F
営業時間:11:00 - 18:00(LO.17:30)
店休日:水曜日
うえんで:地元民も認める実力派
昭和47年創業の老舗うえんでは、普通麺と手打ち麺から選べるスタイル。
透き通ったスープと山塩の旨味が絶妙に調和し、あまりの美味しさにスープを飲み干す人も多いとか。
焼き鳥も名物で、国産豚のかしら肉を使用している。
ラーメンと焼き鳥という異色の組み合わせも、この店ならではの魅力です。
うえんで 喜多方店
住所:福島県喜多方市上川向4488-1
アクセス:会津鉄道「喜多方駅」より徒歩15分(1.8km)
営業時間:月・水・木・金9:00 - 15:00(LO.14:30)、土・日・祝7:30-15:00(LO.14:30)
店休日:火曜日
旅の最後に味わいたい“日常の味”
華やかな観光名所の陰にある、地元の人々の日常の味こそ、旅の本当のごちそう
会津のB級グルメは、どれも派手さよりも“温かさ”が魅力です。
ソースカツ丼の香ばしいソース、カレー焼きそばの家庭的な優しさ、
会津ラーメンの懐かしさ、山塩ラーメンの澄んだ旨味──
そのすべてが、訪れる人の心に静かに残ります。
地元の人と同じ食堂で肩を並べ、笑顔を交わしながら味わうひと皿
それは観光ガイドには載らない、もうひとつの会津の魅力。
そんな“地元の一杯”が、旅の思い出をより深くしてくれるはずです。

